iOS10の思い出

いよいよ今夜、WWDCですね。
プロレスの団体ではありません。アップルが主催する、ワールド・ワイド・デベロッパーズ・カンファレンス、世界開発者会議です。
年に一度、世界中の開発者・プログラマーに集まってもらって新しいOSを含めた様々な技術情報を提供する場です。
本来はそういった技術者向けイベントですが、われわれ一般人やメディアは初日に行われるキーノートスピーチに注目をします。
そこで今後出される新しいOS、iOSOS X、watchOS、tvOSの新バージョンにどんな機能が搭載されるのか、また新しいサービスや新しいハードが発表されることもあります。

確実に行われるのはiPhone向けOS、iOSの新バージョン、現行がiOS9ですのでiOS10が発表されることです。
そのiOS10の思い出ですが、なんでこれから出るOSの思い出なんだ、お前は未来から来たのかと言われそうですが違います。
正確にはIOS-10の思い出ですね。どっちも声に出したらアイオーエステンだからいいですよね。
釣りタイトルと言われたら何も返す言葉はございません。

そのIOS-10がなんなのかというと、昔アイ・オーデータが出していた拡張メモリソフトです。
昔、秋葉原で働いていたことがあり、当時はNECの98シリーズの全盛期、Windowsはまだ2で全然普及してません。OSといえばMS-DOSの時代です。
当時、パソコンのメモリといえば640KBと決まってました。なぜかというとMS-DOSの仕様がそうだからとしか言えません。
ですがアプリケーションソフトもどんどん肥大化してきて、640KBという狭いメモリ空間では厳しくなってきました。
というわけで拡張メモリなるものが出てくるのですが、今のように刺したらそのまま使えるようにはなってませんでした。
先ほど書いたMS-DOSの仕様というやつです。
ではどうするかというと、そのMS-DOSをだまくらかすソフトを入れて追加のメモリを認識させるのです。
そのソフトの一つがIOS-10なんですね。
当時、パソコンといえばNECPC-98一択で、拡張メモリもNEC純正品だとボッタクリ価格でサードパーティとしてアイオーデータと現バッファローのメルコが対応製品を出して人気でした。
その後、両メーカーはメモリ以外の周辺機器に手を出して今に至ります。
そのアイオーデータのメモリに付属してたのがIOS-10です。
その後、MS-DOS自身のバージョンアップでそのようなソフトを必要とせずに拡張メモリが使えるようになりました。
ようは過度期の製品だったわけです。

なんでそのようなニッチなソフトのことを覚えいるのかというと、まだパソコン売場に移動になって日が浅いある日、お客から「IOS-10をくれ」と言われました。
初めて聞く単語に「在庫してないですね」と返事をしたら、「そこにあるだろ」と返されてしまいました。
そこにあったのは売り物ではなくメモリのおまけでつけるのがありまして、本当はいけないんだけど売っちゃいました。
そのような、たいした話ではないけれど自分の失敗談はいつまでも記憶に残ってるものですね。

そんなこんなで、ふと昔のことを思い出しながら今夜のWWDCキーノートスピーチを楽しみにしています。
個人的に期待してるのは新しいMacBook Proです。
いろんな噂が錯綜していて今夜はソフトの発表だけでハードは無しという噂が優勢ですが、サプライズで出していただきたい。
今使っているMacBook Airの買い替えを考えていて、薄いMacBookにするかMacBook Proにするか決めたいのです。

マンハッタンパッセージのビジネスリュックを買ったらとても良かった


パッセージとポーテージが違うことに最近気づきました。
おしゃれなファッションビルにショップを出しているのがポーテージで、ヨドバシやハンズのカバンコーナーに置かれているのがパッセージです。
そのおしゃれじゃないほうのパッセージが好きで今回リュックを買ったのでレビューをします。

マンハッタン・パッセージのバッグはなんだかんだとこれで7個目になります。
軽くて丈夫で機能的なところがお気に入りです。
買ったのは正式名ウェルオーガナイズドシティーバックパック2のビジネスリュック。型番だと#3216です。 素材は特殊コーティングをしたナイロンで雨に濡れても気になりません。
同じ形で普通のコーデュラナイロンのもあって少し安くなっています。
最初は安い方を買うつもりでしたが店頭で2つを同時に持ったら重さの違いが明らかだったので、こちらを選びました。
また薄いタイプもありますが自分は容量が必要だったのでこれにしました。

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リュックいうとカジュアルな感じになってしまいますがビジネススタイルにも合わせられるデザインですね。
色はネイビーとブラックがあって自分はブラックを選びました。ただどちらの色も見分けが付きづらいです。

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サイドにはペットボトルホルダーがあります。

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反対側は折りたたみ傘が入れられるようになっています。

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こんなところに隠しポケットがあります。

荷室は2つあります。
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メインの荷室から見ていきます。最初、開口部が狭いのが気になりましたが、使ってみると特に問題はありませんでした。
PCを入れるスペースがありMacBook Air 11インチを入れるとこんな感じです。13インチまでなら余裕で入りそうです。
さらにポケットが2つあります。ぎりぎりiPad miniが入ります。たいていの8インチ以下のタブレットiPad miniより幅が狭いでしょうから問題なく入るでしょう。
Kindleだったら余裕ですね。

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サブの荷室はL字に開きます。
ポケットが豊富で、いろいろな小物が収納できるようになっています。
見えませんが一番下にネットのポケットがあります。ですが、あまり意味がないように感じます。
メインの荷室もそうですが中は鮮やかなブルーです。真っ黒よりも中のものが探しやすいそうです。
しいて注文を付けるならめくれるところの裏面全体をメッシュのポケットにして欲しかった。

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背面の隠しポケットはB5くらいのサイズのものが入れられます。
真っ黒でなにも見えませんね。中はなにもありません。
こここそブルーにしてほしかった。

カタログの容量は13.5リットルとなってます。2泊までの旅行なら余裕で対応できそうです。
というか旅行が目的で買ったんですけどね。
これの前に使っていたのはカタログ容量12リットルのトートバッグです。そいつで旅行に行ったときはバッグがパンパンの状態になってしまいました。
次の旅行では容量のあるボストンバッグで行ったのですがデジタルの小物類が多いとボストンはかなり使い勝手が悪いです。
そんなわけでトートより容量があり小物類の収まりもよさそうなバッグに手を出してみました。
普段使いでも使って2週間ほどですが、とてもいいですね。
目的の旅行での使い勝手ですが、近いうちにまたリフレッシュの一泊旅行に行く予定なのでその時にまた追加レビューをします。

公式サイトではさらにいろいろな写真が見られます。
www.manhattanpassage.com

京都に行きたい(但し裏側)


本屋でみてタイトルだけで買いました。中二病なら買うよね。
「裏」と「魔界」。この2つのワードだけで買いでしょ。

京都へは中学と高校の修学旅行で行きました。大人になってからは一度も行ってません。
日本一の観光都市ですから、何度も行ってみたいとは思うのですが行くことはありませんでした。とくに強い目的がなかったのが理由でしょうか。
しいていえばけいおんとたまことユーフォニアムの聖地は行ってみたいとの思いはありますが、何かのついででいいかなと思ってました。
でも、この本を読んで行こうという気持ちがかなり強くなりました。

中身は切り口を心霊話や民間伝承など非科学的な歴史を軸にした神社・お寺ガイドと言えばいいでしょうか。
周辺の食べ物屋さんの紹介もあって意外と普通です。
最初は崇徳上皇平将門菅原道真を三大怨霊として、それぞれのゆかりの場所を紹介する「怨霊編」。
そして「あの世の入口編」、「鬼と天狗と妖怪編」、「女の情念編」、「結界五社めぐり」と続きます。
途中にアフロ大仏や化粧地蔵を紹介する珍スポットコーナーもあったりします。

勉強になったのは京都にも神田明神があるんですね。
自分は東京生まれで初詣は神田明神と決めてますが、まさか京都にもあったとは。
どうしてあるかというとさらし首にするために首を京都へ運んだからで、有名な怪しく発光して空を飛んだのは京都での出来事だったんですね。てっきり東京・江戸での話だと思ってました。
その首塚が今は京都神田明神だそうです。
一度はお詣りをしないとまずいですね。

また天神様の太宰府は左遷先だったなんて話も。
歴史に詳しい人には当たり前の知識かもしれませんが、自分にはなるほどというエピソードがいくつもありました。

全体の感想として、歴史のある大都市ですから、都市伝説も年季の入り方が違うなと思わされます。
細かい注文として、最近女性誌で小さい判型を売ってますけど、これも小さい判型があれば持ち運びにいいのにと感じました。

表の京都に興味のある方はこちらを。

&Premium特別編集 京都、街歩きガイド。 ((マガジンハウスムック))

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