京都に行きたい(但し裏側)


本屋でみてタイトルだけで買いました。中二病なら買うよね。
「裏」と「魔界」。この2つのワードだけで買いでしょ。

京都へは中学と高校の修学旅行で行きました。大人になってからは一度も行ってません。
日本一の観光都市ですから、何度も行ってみたいとは思うのですが行くことはありませんでした。とくに強い目的がなかったのが理由でしょうか。
しいていえばけいおんとたまことユーフォニアムの聖地は行ってみたいとの思いはありますが、何かのついででいいかなと思ってました。
でも、この本を読んで行こうという気持ちがかなり強くなりました。

中身は切り口を心霊話や民間伝承など非科学的な歴史を軸にした神社・お寺ガイドと言えばいいでしょうか。
周辺の食べ物屋さんの紹介もあって意外と普通です。
最初は崇徳上皇平将門菅原道真を三大怨霊として、それぞれのゆかりの場所を紹介する「怨霊編」。
そして「あの世の入口編」、「鬼と天狗と妖怪編」、「女の情念編」、「結界五社めぐり」と続きます。
途中にアフロ大仏や化粧地蔵を紹介する珍スポットコーナーもあったりします。

勉強になったのは京都にも神田明神があるんですね。
自分は東京生まれで初詣は神田明神と決めてますが、まさか京都にもあったとは。
どうしてあるかというとさらし首にするために首を京都へ運んだからで、有名な怪しく発光して空を飛んだのは京都での出来事だったんですね。てっきり東京・江戸での話だと思ってました。
その首塚が今は京都神田明神だそうです。
一度はお詣りをしないとまずいですね。

また天神様の太宰府は左遷先だったなんて話も。
歴史に詳しい人には当たり前の知識かもしれませんが、自分にはなるほどというエピソードがいくつもありました。

全体の感想として、歴史のある大都市ですから、都市伝説も年季の入り方が違うなと思わされます。
細かい注文として、最近女性誌で小さい判型を売ってますけど、これも小さい判型があれば持ち運びにいいのにと感じました。

表の京都に興味のある方はこちらを。

&Premium特別編集 京都、街歩きガイド。 ((マガジンハウスムック))

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